6/18に北齋漫畫を観に行きました!
席はN列53番と正面ではなかったのですが、
距離的にはとても近い!
上手側からの出入りはとっても近かったです。
ほんっとに凄い舞台で、
と、北齋漫畫の感想を書こうとするも……
何から書いていいかわからん!!
凄すぎて!!
そんな軽率に書けない!!!
この気持ちを表現する言葉を私は持ち合わせていない……
でも書き出さないと記憶はいつかは薄れていってしまう。
それは嫌なので、なんとかして書いてみることにした。
まずは観終わってすぐ思ったこと、
というか、最後のシーンから。
ちょっと最後のシーンについては実況中継みたいな書き方になってしまいました。
お直が出ていって、1人、なにか様子がいつもと違う北齋。
私は心の中で
「お栄戻ってきてー!!おねがい!!」
と叫びました。
すると戻ってきたお栄。
そっか、佐七死んじゃったのか……。
ほら!北齋!お栄が帰ってきたよ!
よかったねー!!と思いつつも、
お栄の人の良さ、人間性の高さに、じーんと来たり、それでも戻ってくるほど、自分が支えたいって思える人がいるお栄は、普通の幸せとは違っても、幸せな人だなぁって思ったり。
と、思いきや、
あれ?北齋、お直に話しかけてるの??
お栄そこにいるよ!!ねぇ!!しっかりして!
そこで、お栄に対する本当の思い、
本当は大好きだってこと、
有り難さをわかってるってこと、
心からの本音。
私こういうのダメなの涙腺!!!
そして、あ、終わるんだ。ラストシーンだ。
って気づくのです。
予習してましたので、北齋は最後に、
「あと10年、いや、5年でいい〜」と話すこと、知っていたので、それを言い始めて、
ここで私は急に現実的に、
もっとこの舞台を見ていたい!!
横山さんを見たいのもあるけど、そうじゃなくて、
この世界をもっと見ていたい!!終わらないで!!
って思いました。
あ、死んだ。
やっぱり横山さんは死ぬのが上手い。(語弊)
北齋が死んでもなお、まだ続きがあってほしいと思うほど、この世界をもっと見たいと感じていました。
でも、お栄の最後の台詞、
ほんとにグッとくるものがありました。
あーーーーー終わっちゃったぁぁぁぁ!!!!
観ているだけでも北齋に振り回されてたような感覚だったので、まず、
疲れた!ってなりました。
キャストの方が一旦はけて、1人ずつ出てくるときに、いろんな感想が私の中で溢れていたのですが、
「この舞台を観ることができてよかった。」
と、まず思いました。
ありがとう!素晴らしかったです!!
とキャストの皆さん、スタッフの皆さんに伝えたい一心で、ただひたすらに拍手しました。
この時考えていたことは、どう叩いたら大きな音が出るかな?ってことです。←
カーテンコール、
ここだけは、私の好きな横山裕についての感情になってしまうのですが、
真ん中から襖が開いて出てくる横山さんは、
というか北齋さんは、若北齋さんで、
横山さんのおじいちゃん北齋の演技があまりに上手いもんだから、ずっと同じ人を見ていたはずなのに、
「わぁ!カッコイイ!」って思わず声が出ちゃいました。
あれは一目惚れ、いや、それ以上の威力です。
あの感情は初めてなった。
やりきった横山さんはいつも以上にカッコよくて、
それは素晴らしい舞台を見たこちら側の心理としてもあったけど、
確実にいい顔してたと思います。
やっぱり、この人を好きになってよかった。
この人はいつだって、
見る者の心を満タン以上にしてくれる。
でもそこにいるのは主演役者横山裕で、観客に隅々まで丁寧に挨拶をして、カッコイイ背中で去っていった。
もう一度横山さんだけ出てきた時、スタンディングオベーションが起きた。私もそのとき立ったけど、周りに合わせてだったわけではなくて、あれは全体が同時的に、みんなそれぞれがスタンディングオベーションを送りたかったんだ、私も、立ちたかったんだ!って感覚になった。
あの時の横山さんは本当にいい顔をしてた。
そしてなんかわかんないけど、
この公演が成功したことが私も嬉しかった。
30回のうちの1回なんだけど、
それでも、これが成功してよかったってぐらい凄い舞台だった。
肉声の「ありがとうございました」の彼の誠実さ。
いや、こっちがありがとうだよ。。。
ってなります。
そして最後の最後、
あれは勝手に、
ファンに向けてやってくれたんだと思ってます。
両手パッってしてとびきりの笑顔。
コンサートではけるときとか、この前クロニクルの最後でもやってたし、最近ヒルナンデスの最後もあれ多いし。
三時間、役者横山裕を見て、確実にそれに惚れたんだけど、いい意味で、それでも彼はアイドルなんだと。私にとってのアイドルなんだと、最後の最後に北齋さんの世界から出してくれたというか、そんな風に拡大解釈してます。(笑)
いやー、あれはずるいよ!!!大好き!!
カテコの感想が多くなってしまいましたが、
次は本編通して感じたこととか、ちゃんと感想文らしいことを書いてます。
ではではここからちゃんとした(?)感想です。
横山さんばっかり見ちゃうんじゃないかなって思ってたんです。やっぱりファンだし。
比較はあんまよくないかなって思うけど、
やっぱり以前グリーンマイル見たときは、自担ばっかり見てたんです。あのときは登場人物の名前すら予習もしてなかったし、その反省点として今回はしっかり予習したっていうのもあるんですけどね。
最初に横山さんが出てきたときはやっぱり、
わぁ!ってファンとしてテンション上がっちゃいました。
席が上手側だったのもあって近かったし。
台詞も、関西弁じゃないのはドラマとかで慣れてるにしろ、
なんか江戸言葉でいつもと違うし、何より髪も服装も、非日常的じゃないですか。
だから最初は、"横山さんが演技してる"って感じだったんだけど、北齋があっち行ったりこっち行ったり、1回目の夕立の話くらいから、もうそこにいるのは鉄蔵で、鉄蔵とお直ちゃんで、
ふつうに「なんだこいつ」って思うくらいww
(鉄蔵に対してねw)
番協の時も思ったけど、
横山さんの大きい声はほんっとに大きい。
そして大きいけど綺麗なの。かっこいいの。
だからまず聞きやすいし、それに舞台の演出が加わって、それが北齋の荒さだったり傲慢さだったり圧を生んでいて、
ほんとにあの声の大きさ、喋る速さ、抑揚、勢いには圧倒された。
それに動きが付くと北齋の変人ぶりというか狂ったような熱意があった。
全体通してほんとに全身全霊って感じで、
それは横山さんとしてもだし、
北齋も絵に対してそうやって生きていたんだろうなってなるし、
お栄ちゃんもまた全力で北齋にぶつかってるって感じで、とにかくエネルギーが凄かった。
全身全霊過ぎて、北齋が燃え尽きるように死んだ時、ほんとに横山さんも燃え尽きちゃうんじゃないかってくらいだった。
ちょっと話変わるんですが、
どのシーンってうまく説明できないんだけど、息を乱してちょっと泣く感じ?
感情が爆発してるようなときの、
「あぁ あ"ぁ" あ"ぁ"」ってやつ、
クイズショウのときから上手いなぁって思ってるんだけど、あれほんとにこっちの感情もギュッとされるというか、
なんて表現したらいいかなー、
なんか、なりきらされるような、
感情をリンクさせられるっていうのかな?
とにかく、横山さんのあれがやっぱり凄いなって話。(日本語が限界です降参ごめんなさい)
って、北齋が死ぬとき横山さんも消えちゃうんじゃないかとか、横山さんのこの演技が好きで、とか言ってますが、見てるときはもう世界に入り込んでてそんなこと考えてなくて、
これは暗転の時とか、終わって振り返ってて思ったことです。
同じく、長い台詞をまず覚えるのが凄いし、
こちらに伝わるように、ちゃんと北齋の言葉として言ってるし、
絵に取り憑かれてる表現、おじいちゃんに見えるような動きとかすごい沢山の努力があってだよな。
っていうのも、そんな凄いシーンの後に思ったりした。本当に全体通して、熱演!って感じだった。
見てる最中にも、横山さんを感じる、横山担として微笑ましかったのは、
やっぱり唐辛子のところとか、
お直そっくりの子が来て、ちょっと、その、下なところとかですね。
あれは見てる感情としては、
なんか愛おしいのと恥ずかしいのと照れくさいっていう独特なw
よこちゃんだよねあれは。
でもああいうユーモア?コミカル?な事もできるのって横山さんの強みだよね。
それで言うと、お栄ちゃんの佐七と寝る!?ってときの演技もおもしろかったなぁww
あと、これは完全に邪念だったんだけど、
もうこれはしょうがない。
私はファンとして横山裕をいっぱい知ってるから、そう思っちゃうのはしょうがない。
これは見てる最中に思っちゃったんだけど、
横山さん女の人とあんなベタベタする演技できるようになったのか!!
やっぱananに累を経て変わったな!!!笑
でも絶対稽古で最初にやったときは顔真っ赤だったでしょ〜!とか思ってましたすみません。(笑)
あ、でも、蛸と海女のシーンでは思わなかったよ。
あれはすごい幻想的で、魅せられた。
それから、おじいちゃん北齋は喋り方、
そして特に動きが完全におじいちゃんなんだけど、ふと見る横顔がやっぱめっちゃかっこいいのね。
鼻が高くて。綺麗な顔立ち。
それは他の皆さん、お栄や佐七もそうで、若い人がお爺ちゃんお婆ちゃん演じるっていうのもまた舞台の面白いところだなって思った。
作品、お話としては、
私はお栄の生き方が凄いなって思った。
佐七に一途だったのもそうなんだけど、
北齋に一生を犠牲にして尽くすわけじゃん?
まずそれができるのが凄いし、でも、そんな尽くしたくなる存在がいる人生って少し羨ましかったり。
尽くしたくても尽くせなかったり、相手に求められてなかったりするものだけど、
北齋にはお栄が必要で、お栄もまたきっと北齋を支えるのが生きがいだったんだろうなって思うと、あれもまた素敵な人生だなって。
あと、佐七とともに出ていっちゃうお栄のシーン。
あれは涙腺だよねぇ。。。
ああいう素直になれないせいでどんどん悪い方に行っちゃうのに、でもまだ素直になれなくて離れてしまう……っていうの弱いんだよね。。。
でも人間ってそうなんだよね。失って初めて気付く。いろんな作品でこういうシーン見てるはずなのに、やっぱり毎回グッとくる。
それから、ラストシーンについては前半にいろいろ書いたけど、北齋が死んで、お栄ちゃんは何を思ったのかなぁ……
歴史的には、その後姿を消したって言われてるし、やっぱり北齋という存在が生きがいだったんだろうなぁって。
「死ぬときは誰でも、ていさいのいいことを言うもんだ」
ていうのは、寂しさに素直になれない、素直になったら何かが崩れてしまうような、そんな思いなのかな。
お直はなんだったんだろうなぁ
それはやっぱりファンタジーだからね。
なんだったんだろうなぁでいいんだと思ってる。
あと、これはほんっとうにeighterの悪い癖で、すぐそこに結びつけたがる、同じように思った人絶対いると思うので白状します。
鉄蔵と佐七ってどことなくヨコヒナだよね!
はい、
これ最後にするとこれが1番言いたかったみたいになっちゃうなww
違うよ!!それはちがう!!笑
本当に凄い舞台だったし、北齋を横山裕で見れたことを本当に幸せに思います。
もちろん佐藤江梨子さん、木村了さん、堺小春さん、枝元萌さん、吉田健悟さん、渡辺いっけいさんの演技も素晴らしく魅力的で、宮田慶子さんの演出はじめいろんな技術で作られた舞台で、
そんな凄い世界に、素晴らしい作品に好きな人が出てるという幸せ。
そして何より、横山裕にまた新たに魅せられたこと、そんな凄い芝居を、エンターテイメントを見せてくれた横山さんに感謝です。
凄い人だとは思っていたけど、この舞台を見てまたさらに、こんな事も出来る人なんだと、成せる人なんだと、改めて尊敬します。
きっとここまで準備するのにほんっとに大変だっただろうなってわかるから、尊敬です。
こんな素敵な舞台を見させてくれて、
本当にありがとうございました。
あぁ、この感想が届いたらいいのになぁ
実はこれ読んでくれてたりしないかな?
なんてちょっとだけ思ったり。(笑)
まぁそんなことはそうそう無いでしょうし、
私の備忘録として、感情のメモとして、
勢いのままに書きました。
読んでくださった方には、
日本語めちゃくちゃだし、語彙力が及ばずほぼ「凄い」しか言ってない文章で申し訳ないです。(笑)
あーーーーやっぱりもう1回みたい!!
当日券チャレンジする!
って今日電話したんです。(ヒルナンデス見ながら)
そしたら繋がったんです!!!!
実は舞台の感想をファンレターに書いたから、
郵送かファミクラで出そうと思ったけど、
一応持っていってみようかな。
2019.6.20
Twitter→莉奈 @a8h_syk